# 青いシリコン製ガンギ車が生み出す、オリエントスターの構造美

2026-06-14

## 機械式時計の“鼓動”を支える小さなキーパーツ

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機械式時計の魅力は、単に時刻を知るための道具であることにとどまりません。

ぜんまいに蓄えられた力が歯車へ伝わり、脱進機がその力を細かく制御し、テンプが規則正しく振動する。  
小さなケースの中で、数多くの精密な部品が連動しながら時間を刻む姿には、機械式時計ならではの美しさがあります。

その中でも、時計の正確なリズムを支える重要な部品のひとつが**ガンギ車**です。

## ガンギ車とは何か

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ガンギ車は、機械式時計の心臓部ともいえる**脱進機**を構成する重要なパーツです。

脱進機は、ゼンマイの力が一気に解放されてしまうのを防ぎ、一定のリズムで歯車列を動かす役割を持っています。  
ゼンマイ仕掛けのおもちゃが勢いよく動いてすぐに止まってしまうのに対し、機械式時計が長時間、安定したペースで動き続けられるのは、この脱進機があるからです。

腕時計では多くの場合、歯がカギ型をした**ガンギ車**と、T字型の**アンクル**を組み合わせた「スイスレバー脱進機」が用いられています。  
テンプ、ガンギ車、アンクルによる機構全体は、時計の運針ペースを決める非常に重要な仕組みです。

## チクタク音は、脱進機が働いている証

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機械式時計から聞こえる「チクタク」という音。  
これは、脱進機が規則正しく動いている証です。

ゼンマイの力を受けた歯車列は、本来であれば一気に回転しようとします。  
しかし、ガンギ車の歯をアンクルのツメ石が受け止めることで、その動きにブレーキをかけます。

テンプが左右に振動すると、その動きに合わせてアンクルがシーソーのように動き、ガンギ車の歯が一歯ずつ進みます。  
この動きを繰り返すことで、ガンギ車の回転はテンプの振動数に合わせて制御され、時計の針が一定のペースで進んでいきます。

つまりガンギ車は、ゼンマイの力をただ受け取るだけではなく、時計全体のリズムを整えるための重要な役割を担っているのです。

## オリエントスター初のシリコン製ガンギ車

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オリエントスターでは、2021年より自社開発・製造による**シリコン製ガンギ車**を採用しています。

このシリコン製ガンギ車は、セイコーエプソンの高精細プリントヘッド製造にも使われる**MEMS加工技術**を活かして開発されたものです。

従来の金属製ガンギ車に比べ、シリコンは非常に軽量です。  
比重は従来素材の約3分の1となり、動力伝達効率が大きく向上しました。

その結果、オリエントスターでは当時最長となる**70時間パワーリザーブ**を実現。  
さらに高い加工精度によって摩擦抵抗を抑え、精度の安定性と耐久性の向上にも貢献しています。

## 鮮やかなブルーに込められた美意識

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オリエントスターのシリコン製ガンギ車は、機能面だけでなく、美しさにおいても大きな魅力を持っています。

スケルトンモデルの中にのぞく、鮮やかなブルーのガンギ車。  
その色合いは、天の川銀河をイメージしたものです。

この美しいブルーは、半導体成膜技術による三層の皮膜によって表現されています。  
極めて薄い膜厚を精密に制御することで、見る角度によって繊細に表情を変える美しい青を生み出しています。

時計の性能を高めるための先端技術でありながら、同時に「見せる美しさ」も追求する。  
そこに、オリエントスターらしいものづくりの姿勢が表れています。

## 精度と美観。オリエントスターが追求する二つの価値

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機械式時計に求められる大きな価値は、**正確に時を刻むこと**、そして**美しく時間を表現すること**です。

オリエントスターのシリコン製ガンギ車は、その二つを象徴するパーツといえます。

軽量化による駆動効率の向上。  
MEMS加工による高い成形精度。  
摩擦抵抗を抑えた安定した動作。  
そして、スケルトンモデルの中で存在感を放つ鮮やかなブルー。

それは、単なる機械部品ではなく、オリエントスターが追い求めてきた「精度」と「美観」の結晶です。

シリコン製ガンギ車を搭載したF8系キャリバーは、スケルトンモデルをはじめとするオリエントスターの上位モデルに採用されています。  
機械式時計の構造美を楽しむうえで、ぜひ注目していただきたいポイントです。

## 期間限定「機械式時計の構造美展」開催中

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時計宝飾正規代理店コントワーヌでは、期間限定でオリエントスター特別展示  
「機械式時計の構造美展」を開催しています。

本展では、1991年に発表されたスケルトンモデル「モンビジュ」から、現在のオリエントスタースケルトンモデルへと受け継がれる35年の歩みをご紹介しています。

機械式時計の内部構造を美しく見せる表現が、どのように進化してきたのか。  
普段は文字盤の下に隠れている機構の世界を、実機展示を通じてご覧いただけます。

ガンギ車、アンクル、テンプ、輪列。  
それぞれの部品が連動し、ひとつの時計として時を刻む姿は、まさに機械式時計ならではの構造美です。

## 開催概要

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**オリエントスター特別展示  
「機械式時計の構造美展」**

開催期間：2026年6月9日（火）〜 7月12日（日）  
営業時間：11:00〜19:30  
定休日：水曜日  
会場：時計宝飾正規代理店コントワーヌ  
住所：〒151-0053 東京都渋谷区代々木4-28-7 西参道テラスE1

オリエントスターのファンの方はもちろん、機械式時計に興味をお持ちの方にもおすすめの展示です。  
スケルトンモデルを通じて、時計の中で動き続ける小さな機械の世界をぜひ店頭でご覧ください。

みなさまのご来店を心よりお待ちしております。

**Tags:** ORIENTSTAR, オリエントスター

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> Source: [時計宝飾正規代理店コントワーヌ](www.contevanou.com/blogs/c-museum/escape-wheel)
