CZAPEK 新作アンタークティック プリカジュール 発表!

CZAPEK 新作アンタークティック プリカジュール 発表!

CZAPEK(チャペック)インディペンデント・ウォッチメイキング10周年を記念とした新作発表。チャペックは「伝統工芸を現代の時計作りと対話させる」というシンプルながらも挑戦的な理念のもと、創造的なアプローチを築いてきました。
この「アンタークティック プリカジュール」は、その探求の延長線上にあり、通常はジュエリーや装飾工芸品に用いられる古代の技法を、モダンなスティール製一体型ブレスレットを備えたモデルへと応用した作品です。

CZAPEK ANTARCTIQUE PLIQUE-À-JOUR
アンタークティック プリカジュール

ブランド復興10周年を記念して製作された
わずか 10本限定 の特別モデルが登場しました。Watch Time New York 2025 にて実機が公開されます。

ダイヤルには、古代ビザンチン時代に生まれた高度なエナメル技法 “プリカジュール(Plique-à-jour)” を採用。
光をそのまま透過する透明なブルーのエナメルが、ムーブメントの鼓動を幻想的に映し出します。

自社開発のスケルトンムーブメント〈Cal. SXH7〉を搭載し、プラチナ製マイクロローターによる効率的な巻き上げと約60時間のパワーリザーブを実現。まさに、光と機構が響き合う“アートピース”です。

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プリカジュール技法について

“Plique-à-jour(プリカジュール)”とは、直訳すると「日光を通す」という意味。6世紀のビザンチン帝国で発展した最も難易度
の高いエナメル技巧のひとつです。裏打ちのない開放型の金属セルを設け、そこへ透明や半透明のエナメルを充填し、約900℃の
高温で焼成します。エナメルは金属枠に融合しますが、背面には何も残さないため、光がそのまま透過し、小さなステンドグラスのような輝きを生み出します。この高度な技法を習得している工房は、世界でもわずかしか存在しません。理由は、極めて繊細かつ多段階の工程を要するためです。色調と透明度を狙い通りに得るための調色、ひとつひとつのセルへの正確な充填と層づくり、高温焼成時の割れを防ぐ精密な
温度管理、そして仕上げ段階での研磨 –そのすべてに完璧な技術と忍耐が求められます。
完成したエナメルの透明性により、ダイヤルの下にあるムーブメントの構造が透け、芸術とメカニズムが直接的に結びついた独自の美を実現しています。
「このダイヤルが特別で唯一無二なのは、まさにその”透明性”にあります。
一般的なプリカジュールは内部に微細な気泡が生じ、わずかに曇ることが多いのですが、今回のアンタークティック プリカ
ジュールでは完全な透明性を実現しました。さらに微妙な色のグラデーションが加わり、すでに驚異的だった技法をさらに高次元へと押し上げています。」と続けました。

10周年を記念する限定10本

「アンタークティック プリカジュール」は、わずか10本の限定で製作されます。手作業によるエナメル技法のため、すべてが微
妙に異なる個性を持ちます。裏ブタには、ブランド再興10周年を記念する特別ロゴが刻印されています。
このシリーズは、2025年4月発表の「アンタークティック・トゥールビヨン」に続く、10周年記念コレクションの一翼を成し、
独立性、情熱、現代のウォッチメイキングにおけるコラボレーションの追求というチャペックの精神を象徴するものです。

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